『地域人材育成研究』第3号を刊行しましたのでお知らせします。

研究会誌のページからオンライン版を全文ダウンロードできます。

第3号では研究会のメンバーが訪問した北海道奥尻町奥尻高等学校での調査記録を扱う特集です。

奥尻高校は全国でもまだ珍しい都道府県立高校の町立移管を行った高校です。町立移管の発端は人口減少の影響での高校存続の問題でしたが、単なる統廃合回避の問題を超えた教育改革が行われる契機となりました。町と高校がこれまでにない次元で協働して地域活性化と教育改革を行っています。奥尻島と奥尻高校の事例をもとに高校教育における地域主義的転回を考察しています。奥尻高校は県外から生徒を入学させる地域みらい留学を行う高校の一つでもあります。

 『地域人材育成研究』第3号
特集:各地の高校魅力化プロジェクトを紹介 奥尻高校の町立移管と高校魅力化(上)

目次


まなびじまの町立高校・奥尻高校の町立移管と高校魅力化:地域主義的転回と地域学校協働の交点で起きていること
報告① 町立に移管した高校に着任して考えた課題と方針:全国募集と地域との協働
報告② 町立に移管した奥尻高校が取り組んだこと (1)経緯、教員集団の変容と教師の成長
報告③ 町立に移管した奥尻高校が取り組んだこと (2)プログラムの意図と開発過程、内容
報告④ 町立に移管した奥尻高校が取り組んだこと (3)奥尻高校の根底にある考え方
報告⑤ 生徒は奥尻島の町立の高校魅力化で夢を実現することを選んだ
町立移管が示した高校教育の地域主義的転回:奥尻高校の実践から見える高校魅力化の意義

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