人々の豊かさに対する考え方が変わり、社会や産業の脱成長依存・脱中央集中が進んでいます。これと並行して教育の世界では、コミュニティスクール、地域学校協働、社会に開かれた教育課程、チーム学校、公正に個別最適化された学び、大学入試改革など、様々な提案がなされています。
 しかし、従来の学歴主義的教育に限界を感じるものの、地域と協働する教育に対しては困難を感じる教師が多くいます。
 わたしたちは、2013年以来公的および私的研究費助成を得て学術的な立場から、そうした限界や困難の中で、地域の特色を生かした教育に取り組み、地域とともに学ぶ学校を研究・応援しています。わたしたちが応援する学校をトップページで紹介した言葉を用いて表すと若者、ばか者、よそ者の学校であり、Think locally, act regionally, leverage globally. な学校です。地方郡部の高校だけでなく都市部の高校も研究・応援しています。

地域人材育成研究会・代表
青山学院大学・教授
樋田 大二郎