『地域人材育成研究』第4号を刊行しましたのでお知らせします。

研究会誌のページからオンライン版を全文ダウンロードできます。

第4号では第3号に引き続き、研究会のメンバーが訪問した北海道奥尻町奥尻高等学校での調査記録を扱う特集です。

奥尻高校は全国でもまだ珍しい都道府県立高校の町立移管を行った高校です。町立移管の発端は人口減少の影響での高校存続の問題でしたが、単なる統廃合回避の問題を超えた教育改革が行われる契機となりました。町と高校がこれまでにない次元で協働して地域活性化と教育改革を行っています。奥尻島と奥尻高校の事例をもとに高校教育における地域主義的転回を考察しています。奥尻高校は県外から生徒を入学させる地域みらい留学を行う高校の一つでもあります。

 『地域人材育成研究』第4号
特集:各地の高校魅力化プロジェクトを紹介 奥尻高校の町立移管と高校魅力化(下)

目次


設置者移管と地域住民による内発的高校改革:奥尻高校の町立移管から高校魅力化の地域主義的転回を考える
報告⑥ 町立への移管の実際と住民の奥尻高校への想い(奥尻町教育委員会)
報告⑦ 町の課題に基づいた高校魅力化との協働(奥尻町役場水産農林課)
報告⑧ 地域学校協働への役場の期待:産業の変化と教育の方法・目的の共有化(奥尻町役場地域政策課)
報告⑨ 島の観光産業の変化と島唯一の高校(奥尻島観光協会)
報告⑩ 東京でカフェ巡りの生活をして奥尻でカフェを開店した(カフェ・ファーロ)

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